豊島区千早4丁目でのフィールドワーク
豊島区千川通りプロジェクトの一環として、2025年12月14日、東京都豊島区千早4丁目においてフィールドワークを行いました。


今回の調査の舞台である千早4丁目は、かつて千川上水が流れていた影響で暗渠(あんきょ)が多く、車が入れないほど狭く入り組んだ路地が多数存在するなど、独特の地形になっていました。町内には1軒もコンビニエンスストアがなかったり、千川通りの商店街組合が2025年に解散してしまったりと、小さな町内の中で移り変わりがあることが分かりました。一見するとどこにでもある閑静な住宅街に見えるかもしれませんが、実際に歩いてみると千早4丁目ならではのストーリーが見えてきました。今回のフィールドワークでは町内会のタナベさんにご案内いただき、以下の2つの大きな変化と特徴に焦点を当て、千早4丁目を隅々まで歩きました。


①都市計画道路の拡張による町の変化:2011年の東日本大震災を契機に始まった、千川通りの拡張および立ち退きにより千早4丁目の景色は大きく変わったことが分かりました。立ち退きを経験されたマツザワさんにお話を伺い、マツザワさんご自身の立ち退き前後のストーリー及び、千早4丁目の変化について知ることができました。
②今も変わらないお祭りの熱量: 千早4丁目の変化の中で、住民の皆さんを繋ぎ止める役割を果たしているのが「お祭り」でした。町内会が主催するお祭りが町内の要となっている行事であり、そのコミュニティが代々引き継がれているものであると町内会の皆さんからお話を伺いました。

千早4丁目は、物理的な都市整備や時代の変化によって風景が大きく塗り替えられつつあります 。その一方で、お祭りを始めとする地域の方の想いは変わらないものとして存在していました。今回の調査より私たちは「変わるもの、変わらないもの」というテーマを定め、千早4丁目内にある大入庵にて展示(ワークショップ)に向けた準備を進めています。町内会の方をはじめとする地域の方の想いに触れることで、地図やデータではわからない町の息遣いを吸収しながら、今回の展示がある意味で町内にとってのフックの一つになってもらえたらと思っています。











