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2020-07-09

井本研を選んだ理由  本間千晴編

こんにちは。本間千晴です。

研究室では、ゼミ長を担当しています。よろしくお願いします。

今回は、井本研所属の志望理由とフィールド設定についてお話します。

井本研を選んだ理由は、「災害が起こったことを風化させないようにしたい」と思ったからです。

井本先生が昨年度から助教として着任するということを、3月に先輩から教えてもらいました。災害復興や高齢者施設などに関心があったので、4月に先生に連絡をとってお話を聞きました。2年生までは計画系の他の研究室に決めていましたが、お話している間に井本研にすると決めました。自分の中で、東日本大震災はメディアに1ヶ月単位で取り上げられることが多い中、熊本地震に関しては1年単位でしか取り上げられないということがおかしいと、不公平であると考えていました。お話をする中で、井本研なら自分が考えていることを含めて復興支援に携われるのではないかと思いました。6月に先生からお話をいただいて、東大で行われた研究会にも参加させていただくなど、貴重な経験も出来ました。早くから行動して良かったと思っています。

選んだフィールドは「千葉県館山市布良地区」です。

共助の面が必要で、報道頻度が少ないことから熊本をフィールドに考えていました。しかし、昨年威力の強い台風が千葉県を何度も襲い、壊滅的な被害を受けました。千葉県館山市は親戚が住んでいたので非常に心配であり、より災害を身近に感じました。東日本大震災で、震度5の揺れを私自身も経験していましたが、自分が経験することよりも知っている人が危機の中にいることの方が、恐ろしいとわかりました。そこで、館山市の中でも被害が大きく、高齢化率の高い布良地区を対象にして、少しでも復興支援ができればいいなと思い研究をしています。志望理由にもあったように、昨年の台風被害は報道されず孤立していた状況にありました。研究を通して、共助が大切になる地方の復興の力になれればと思います。

井本研は、意匠系の研究室の中でも専門性が高いと思います。より専門的に研究できるので、少しでも関心があって研究したいという思いがあれば、行動を起こしてみてください。

この状況で研究室配属の活動が変わると思います。ですが、どの研究室を選ぶにしても、所属している学生も先生方もこの状況は初めてのことで、手探りにやっていくこともあるはずです。あまり不安に感じず積極的に動いてみてください。応援しています。

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