日本建築士会連合会 会報誌『建築士』に寄稿記事が掲載されました

こんにちは。学部4年の神成です。
公益社団法人日本建築士会連合会が発行する会報誌『建築士』2026年8月号に、私の執筆した寄稿記事が掲載されましたのでお知らせいたします。
寄稿概要
- 掲載誌: 『建築士』2026年8月号(Vol.75 No.887)
- 特集テーマ: 「災害と銭湯」
- 寄稿タイトル: 「洗濯」から見つめる災害復興の入口と出口
- 執筆者: 神成 友里杏(日本女子大学 家政学部住居学科 井本研究室)

寄稿内容について
今号の『建築士』では「災害と銭湯」が特集され、災害時における入浴や衛生環境の確保、地域コミュニティにおける役割など、多様な視点から生活環境の復旧・復興について論じられています。
その中で私は、令和6年能登半島地震における「洗濯支援」に着目し、石川県珠洲市で自律的な仮設ランドリーの立ち上げと運営を担った染色家・室山雅氏への聞き取り調査をもとに記事を執筆いたしました。
断水下の過酷な環境の中で、二層式洗濯機やすすぎゼロ洗剤の導入、給水車との偶然の巡り合わせによって生まれた自律的な立ち上げから、生活が日常へと戻っていく中で直面した終わらせ方の葛藤まで、室山氏が実際に歩まれたプロセスを辿っています。
これまでの防災や復興計画では、いかに迅速に物資や機能を「届けるか」に焦点が当てられがちでした。しかし本稿では、支援が役目を終えて日常へ戻るまでの「撤収のデザイン」、そして最後の一人を孤独にさせない「関係性のデザイン」の重要性について、復興デザインの視点から問い直す試みを行っています。
今後の研究に向けて
今回の寄稿を通じていただいた視点をもとに、卒業研究では能登半島地震当時の洗濯状況や生活環境の変遷について、さらに現地調査と分析を深めていく予定です。能登で起きた貴重な経験と知見を、将来の災害に備える「洗濯防災の型」として昇華できるよう、研究を進めてまいります。
感謝
当時の過酷で、時には辛い記憶を想起させながらも、真摯に言葉を紡ぎ貴重なお話を聞かせてくださった室山雅さん、貴重な記録写真をご提供いただいた皆様に心より深く感謝申し上げます。また、このような執筆の機会をくださり、温かくご指導いただいた井本先生をはじめ、学生の拙い文章を丁寧に汲み取り校閲・編集にご尽力くださった『建築士』編集部の皆様に厚く御礼申し上げます。
機会がございましたら、ぜひお手に取ってご一読いただけますと幸いです。
関連リンク:公益社団法人 日本建築士会連合会 HP(https://www.kenchikushikai.or.jp/torikumi/kaishi/index.html)










