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2019-12-20

南房総・館山の現地調査

2019年12月に千葉県南房総市と館山市へ現地視察に行きました。
南房総や館山を含む房総半島は2019年の台風15号と19号で大きな被害を受けました。それぞれ令和元年房総半島台風、令和元年東日本台風と43年ぶりに名前がつき、被害が大きかったことを示しています。屋根の瓦が剥がれてしまったり、中学校の体育館の側面が崩れてしまうといった被害があったそうです。
南房総市では、南房総市内房商工会の方へのインタビューと旅館の建物被害を見て回りました。インタビューの中で印象的だったのは「経営できないことが痛手」とおっしゃっていたことです。今回話を伺った岩井駅と富浦駅周辺は旅館が多い地域で、建物被害により経営できなくなってしまった方が多くいらっしゃったそうです。この話を聞いて、旅館が経営できなくなることを無くす復興の在り方を考えていきたいと思い研究を始めました。被害を受けた後に建物のどの空間を使って経営を続けていくことができるのか、地区の復興に旅館がどう貢献していくことができるのか、これから調査するのが楽しみです。

工事待ちでブルーシートが掛けられている旅館
工事待ちでブルーシートが掛けられている旅館
富浦駅西の海岸にある原岡桟橋
富浦駅西の海岸にある原岡桟橋

館山市の被害は、主に停電や屋根の崩落でした。布良地区では、地区の信望であり地震・津波の際の指定緊急避難場所に指定されている布良崎神社の社殿は倒壊寸前であり、お神輿は大破しました。また、布良地区をはじめ、房総半島は高齢化率の高い地域です。そのため自分自身で屋根の修理を直すことができず、修理を待つことしかできません。待っている間にもブルーシートが弱るためシートのかけ直しも誰かに頼まなくてはいけないという、高齢化している地域にとって辛いことです。このような地域の復興の仕方はどういうものが適しているのか、研究します。復旧中の今、研究していくことで復興に貢献できたらと思います。

屋根の崩落、倒木などによる山の変化
屋根の崩落、倒木などによる山の変化
壊滅的な被害を受けた布良崎神社
壊滅的な被害を受けた布良崎神社
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