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2021-08-14

井本研を選んだ理由 神谷憲吾編

皆さんこんにちは。神谷憲吾です。
今回は私が井本研究室を志望した理由と、研究内容についてお話ししたいと思います。


井本研究室への志望理由は、井本先生の研究内容に興味があったことと、学生一人一人が色々な場所にフィールドを持って研究していることです。井本先生には2年生の設計の授業でお世話になりました。その時に、被災地のことやスラムのことを教えて頂き、研究室に興味を持ちました。また私は山形県出身で、卒業設計は地元やその周辺を敷地にしたいと考えていました。そこで、遠くて熊本県にフィールドを持つ井本研究室であれば東北の方での研究がやりやすいだろうなと思いました。

研究についてですが、私は現在、山形県新庄市をフィールドとして活動しています。新庄市には商店街が3つあり、そのどれもがシャッター街となっています。そこで、現在深刻になっている地方商店街の衰退を、活性化ではなく違う視点から考えたいと思ったことが、この研究の背景です。何かを建てるのではなく、解体していくことで見えてくる街の価値や豊かな空間があるのではないかと考えています。その時に街や住民の記憶を継承していくことも大切だと思っています。また、新庄市にはユネスコ無形文化遺産に登録されている「新庄まつり」があり、その山車をつくる山車小屋が、時期になると街のあらゆる場所に建てられます。その祭り自体や準備の行為の中に、これからの商店街を考えるためのヒントがあるのではないかと感じています。現在は敷地でフィールドワークを行ったり、現地の方や住んでいた方にお話を聞いて、研究を進めています。

今では上記のようなことを研究していますが、ここに至るまで様々なテーマについて考えていました。被災地やセルフビルド、海外のインフォーマル市街地と言われる地域を調べて設計に活かしたいということも考えました。自分の中でもテーマがふわふわしていたものが、現在のものに落ち着いたのは、ゼミのおかげだと思います。井本研究室では個別ゼミという先生と学生の一対一のゼミが行われます。その密度の高いゼミが行われることは、井本研究室の良さだと思います。フィールドワークも良い経験になるし、自分の研究以外でもいろいろな活動があります。もし興味があれば、スラックのDMなどで質問してくれても構いません。先生含めメンバー皆んな優しく教えてくれると思います。

皆さんと活動できる日を楽しみにしています。

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